モンテッソーリ教育の第一人者、相良敦子さんの著書(2007/1)
「親子が輝くモンテッソーリのメッセージ~子育ち・子育てのカギ~」
読みました。
モンテッソーリにどっぷりつかっているわけではないのですが、
「お母さんの「敏感期」」が私の子育てを変えた!と言ってもいいくらいの
大きな衝撃だったので、相良先生の著書は必ず読ませていただいています。
今回の新刊は、やはり前著の数々と重複する部分が多かったのですが、
一つ、改めて考えさせられた項目がありました。
うちの子どもたちには、「ねばり強く、あきらめないで、最後までやり抜く」
力が足りないように思います。
子どもが悪いのではありません。
私の性格にそっくりなんですね~(ガハハ)。
わからない問題があれば、「とばそ!」だとか「や~めた!」で終わり。
めんどくさいのでしょう。
ただ、育て方もあったのかな、と。
この本には、「大人の勝手な介入が、子どもの根気を奪う」とありました。
そういえば、「早く、早く」とせきたてる。
「明日にしなさいよ。」と命令する。
中途はんぱが不満そうな子どもの姿を尻目に、「時間がないんだから」と
逆に怒ったり、ののしったり。 ホント、ダメな母親です。
いつも「活動のサイクル」を中断させていると、
子どもは、 本気で自分の力を出し尽くして
最後までやり抜こうという気力を失っていきます。
コツコツと自分のリズムでじっくり取り組む習慣も
なくなります。
また、「自分の意志」で始めることが何より大事としています。
それを途中で投げ出さず持続して行い、全力を尽くして乗り越えて
「できた!」とか「わかった!」という達成感を味わった時に、
子どもの内面から生きる喜びや自尊感情が湧いてくると指摘しています。
じゃあ、やりたい放題にさせていいのか、自分勝手な人間にならないのか、
という疑問がおこります。
そこで、子ども自身が「自分で区切りをつける」判断力と決断力が必要で、
それを育ててやるのが親の役割だとしています。
その育て方については、ぜひ本文をお読みください。
やっぱり、子は親の鏡です。
育てたように、子は育つのですね。 |
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